病気など、医療について。
院長の主観も入っていることをご理解ください
新型コロナウイルス 新型コロナウイルス感染症が5類、インフルエンザと同様の扱いとなりました。当院では、発熱外来などもうけず、受け入れております。このため、発熱の有無にかかわらずマスクなど感染対策をお願いいたします。院内では、待合室が狭いため区分はできませんが、換気など感染対策を行っております。
東京都、厚生労働省などは空間、時間の分離を指導しておりますが、当院ではスペースが狭い、スタッフの数に限りがあるなどのため、現在は発熱の有無に関係なく診療を行っておりますが今後状況の変化の可能性もあります。最大限の対応してまいりますが、皆様のご協力もお願いいたします。
2024年5月現在インフルエンザ、新型コロナ感染症ともに流行はおさまりつつあります。引き続き感染対策と発熱があった場合、検査の希望など遠慮なくご相談ください。新型コロナ感染症に対する抗ウイルス薬の投薬も行っております。緊急承認された薬であること、個人負担もあることなどをご理解いただきご検討ください。但し、高価な薬であるため、在庫がないことがあるのはご了解ください。
市民健診 市民健診は生活習慣病に対する健康診断です。生活習慣病は自覚症状はないが、脳卒中、心筋梗塞など突然発症する疾患の原因となる病気です。発症してからでは重い後遺症を残したり、生命の危険があったりします。自覚症状をとるものではなく今後寝たきりなど介護の必要になる確率を減らすためのものです。自覚症状のない時期に治療が必要です。自覚症状のある方、不安なことのある方は別途ご相談下さい。がん検診などの要素はありません。また、がん検診、人間ドックなどの利用もご検討下さい。
治療に関しては、個人の希望に添った判断を心掛けております。治療をすれば病気にならないわけではなく、特に薬をのむことが病気を完全に防げるものではなく、確率を減らすことであることはご理解下さい。
生活習慣病 生活習慣病は高血圧、糖尿病、脂質異常症などを指し、動脈硬化を促してしまいます。動脈硬化は、血管が実際の年齢よりも老化してしまうため詰まってしまったり、破れたりしやすくなり、それが実際の病気だと脳卒中、心筋梗塞などを引き起こします。これらの病気の怖いところはある日突然発症すること。そしてそれまでは大きな症状はないことです。逆に、症状のないときに治療することが大切です。まず生活習慣を改善しましょう。食事はバランスのとれたものを、量は控えめに。間食は避けましょう。適度な運動、ウォーキングなどに加え、家の中での体操、スクワットなどの筋トレに近いものもご自身に合ったやり方で行うことも有効です。結果は、血圧測定、体重できれば体脂肪など体組成のチェックを続けることをお勧めします。
当院では動脈硬化の評価のため、頚動脈超音波検査、血管年齢(BA-PWV)も行っております。
脳卒中 生活習慣病治療の目的の一つが脳卒中の発生を防ぐことです。脳卒中は血管の病気が原因で脳に障害を起こすもので、障害を受けた血管によって様々な症状をきたします。代表的なものは麻痺、ろれつが回らないなどがあります。頭痛は、くも膜下出血以外では比較的少なく、血圧が高い方に頭痛もないから大丈夫とおっしゃる方もいますが、頭痛だけが危険なサインではありません。やはり、麻痺などが生活の質を起こす重大な症状です。麻痺を起こす前の治療が大切であるとともに、麻痺などが出た場合はすぐに治療の受けられる病院に行くことが大切です。早く治療を受ければ後遺症がほとんどない状態に戻れます。脳卒中の症状を知っておき、おかしいと思ったらすぐ医療機関を受診しましょう。また、明らかな症状がない小さな脳梗塞をくり返し脳血管性認知症になることもあります。自立した生活を送るため、動脈硬化を防ぎましょう
メンタルヘルス 現代はストレス、特に昨今のコロナ禍では心の問題は珍しいものではありません。心の健康と身体の健康は密接に関係しています。当院はメンタルクリニックではありませんがなるべく丁寧な対応を心掛けております。専門医ではありませんがよろしければご相談下さい
医療の質に関して 医療の質の評価は非常に難しいものです。当院での取り組みとしては、医療の新しい情報の収集などに務めること。一つの指標として専門医資格の維持を。総合内科専門医などの資格は医師免許と異なり、5年おきの更新があり、学会参加、講習、試験などの更新のための条件があります。また、院内は(古い建物などで限界がありますが)清潔に、検査機械は可能な範囲で高水準なものを。検査は当院でできるものはなるべく質の高いものを、質の確保ができないものは他施設への依頼をと考えております。また、とくに内視鏡などは学会のガイドラインに沿った高い水準の消毒などのメンテナンスを行っております。もちろん、検査だけでなく、診療のおいても他施設への紹介などは必要に応じ行っております。ただし、大病院・基幹病院への紹介は患者様の大病院志向を患者様にあった医療機関の利用を促すといった面がありますので医師の裁量になることはご了承下さい。